儚月響のブログ

「小説家になろう」、Amazon KDP、群雛で小説を書いてます。 よろしくお願いします。

今秋からNetflixで配信されるドラマ「スター・トレック:ディスカバリー」は、これまで製作されたシリーズ700話で忠実に守られてきたルールを撤廃したとEW.comが報じた。

クリエイターのジーン・ロッデンベリーさんが思い描いた未来のビジョンの一つは、宇宙艦隊の隊員の間で対立があってはならないというものだったという。彼の死後はエグゼクティブプロデューサーのリック・バーマンがこれを守り、隊員が宇宙生命体に乗り移られでもしない限り、シリーズの脚本家は“争ってはならない”というルールに従ってきたとのこと。

オリジナルシリーズでは多少の例外が見られるが、未来をより理想的に見せるため、隊員たちは人間的欠陥を表に出さないよう描かれてきたという。しかし、これによりストーリーが制約されてしまうため、脚本家たちの間では以前から論点になっていたそうだ。登場するキャラクターのほとんどが宇宙艦隊の隊員のため、対立なしではドラマは生まれないということらしい。


ところが、「スター・トレック:ディスカバリー」ではこのルールが撤廃されたという。
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引用ここまで

隊員同士の対立というのは、DS9でもヴォイジャーでもエンタープライズでも見られたので、何を今さら感があります。

それよりも、もっと根本的な隊員同士の亀裂を描くという意味でしょうか?

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スタートレック・ディスカバリーの予告編第2弾が公開されました。
Netflixで9月25日から放送予定です。全13話の予定が15話に増えました。
制作陣は「過去のスタートレックの世界観を継承する」と言ってますが、それにしてはクリンゴン艦のデザインが過去の作品とは大きく異るような?




宇宙史を彩る新たな一章『スター・トレック:ディスカバリー』初公開映像

今年1月から放送予定だった『スタートレック:ディスカバリー』ですが、放送は秋ごろになりそうです。
日本ではNetflix独占公開です。

制服が青いのはスタートレック:ディスカバリーが、ENT(スタートレック:エンタープライズ)とTOS(宇宙大作戦)の間に位置する話(TOSの10年前)であるためでしょうか?

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初の黒人女性艦長かと思われたソネクア・マーティン=グリーン(『ウォーキング・デッド』)は、USSディスカバリー乗組員のマイケル・バーンハム役で艦長ではありませんでした。ここでもホワイト・ウォッシュが行われたのでしょうか?

ジョージャウ艦長役は中国系マレーシア人ミシェル・ヨーです。
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新作トレイラーには他に、スポックの父サレク役のジェームズ・フレインサル航海士役のダグ・ジョーンズクリンゴン人トゥクヴマ役のクリス・オビほかが登場しています。
ロルカ船長役のジェイソン・アイザックスは登場していません。

また、シリーズが1クール13話から15話に2話足されました。放送が楽しみです。

感想その1

たったひとりの読者のために書かれた小説

又吉直樹の『東京百景』に収められた『池尻大橋の小さな部屋を読んで確信したのだが、劇場』は又吉の元恋人に対する贖罪ではなかっただろうか?

又吉直樹の『第2図書係補佐』の『杳子』にも『劇場』と全く同じシーンが登場する。

言うまでもなく、『劇場』は『東京百景』に収められた8ページの『池尻大橋の小さな部屋』を300枚の長編にした小説である。

Netflixのドラマ『火花』で徳永役の林遣都が役作りをするときに、又吉から「徳永は僕やない」と言われ、林遣都は自分の内にある徳永的性格を再発見して役作りをしたそうだが(そのインタビューはググれば見つかる)、この『劇場』は上記の『東京百景』、『第2図書係補佐』から私小説と判る。

劇場』は、又吉の元恋人たった一人に向けて書かれた小説だ。

だから、恋愛小説であるにも関わらず、濡れ場どころかキスシーンさえ登場しない。

読者のターゲットが元恋人ひとりのみであるならば、そうした恋愛描写はお互いの心に記憶として留まっているから、いまさら赤の他人に公開する必要はない。

しかし、そうした描写が存在しなければ一般の読者が登場人物に感情移入することは困難だ。

劇場』の中では永田(又吉)の独白が300ページ延々と続く。

同じ劇団『おろか』の野原は何ひとつ心に響くことを言わない。まるで影法師のように存在感がない。それはヒロインであるはずの紗希にも同じことが言えて、『劇場』を読んでいても紗希の姿形が頭に思い浮かばない。

青山とのメールの罵倒し合うシーンは、両方とも中身は又吉だ。自己批判をするためだけに青山は存在する。

劇場』のヒロインは本の中に居ない。今は田舎に住んでいる又吉の元恋人がヒロインであり、『劇場』は又吉の“遅すぎたラブレター”だ。


感想その2

どっちつかずで中途半端:「火花」との対比

NHKの「又吉直樹 第二作への苦闘 」を見ました。

劇場」を書く姿に半年間密着したドキュメンタリーです。

その中で又吉さんは「火花でも難しいと言われた。もっと読みやすくてわかりやすくて面白い小説を書きたい」みたいなことを言うてはったと思うのですが、「劇場」はものすごく読みにくいです。「火花」より読みにくいです。

そんでもって、登場人物が実質的に永田一人しか居ません。ストーカーチックで気持ち悪い永田の独り言が冒頭からラストまで延々と続きます。

火花」には主人公徳永の師匠の神谷や、お互いの相方や、神谷の恋人の真樹という不思議な女性や太鼓のお兄さんなどが登場してバラエティーに富んでいますが、「劇場」は根暗な永田の独り言が延々と続くだけで、読んでいて鬱になります。

太宰治の「人間失格」と似たスタイルではありますが、太宰の小説のように読者側が共感できません。

NHKの番組の中で又吉さんは「読者受けするために恋愛小説にした」みたいなことを言うてましたが、これでは逆効果です。

主人公の永田が暗いのは別にいいんです。ただ、例えばピースの相方の綾部みたいに明るい人物が入ってこないと、ほんま読んでいてしんどいです。

恋愛小説という割には恋愛描写が全く無いし、じゃあ純文学としてどうかと言われても、う~んと唸ってしまう。

永田は売れない劇団を主催しているという設定ですが、私も舞台は年に4~5回観に行くのですが、唐十郎さんの赤テントのような衝撃はないし、劇団や演劇に関する描写が薄っぺらいと思います。「火花」の徳永と神谷のお笑いについて熱の込もった談義は秀逸で「さすがプロのお笑い芸人」と思いましたが、永田の劇団についてはあまりに陳腐で感情移入できません。もっと劇団に取材してから書いて欲しかったです。もしも、どこかの劇団に取材をしたのであったとしたら、全然見当ハズレな取材方法やったと思います。

結局なにがしたいの?エンタメにも純文学にもなりきれていない、どっちつかずの小説、それが「劇場」です。


Amazon又吉直樹『東京百景』

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Amazon又吉直樹『第2図書係補佐』
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Amazon又吉直樹『火花』
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Amazon又吉直樹『劇場』

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Blade Runner 2049』の新トレイラーが公開されました。主演は、ライアン・ゴズリングハリソン・フォードです。
リドリー・スコットはエグゼクティヴ・プロデューサーで、監督はドゥニ・ヴィルヌーヴです。
2015年に『オデッセイ』でヒットをとばし、2017年に『エイリアン:コヴェナント』という新作公開が控えるリドリー・スコット監督ですが、近年は『リピーテッド』『ブレードランナー2049』『高い城の男』など、映像的にもリドリー・スコット色の強い作品の製作総指揮をしており、79歳という高齢もあって、後進の育成に努めているように感じられます。

映画『ブレードランナー 2049』予告2


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