ジョージ・A・ロメロ監督が生み出したゾンビ映画というジャンルにはお約束がある。

1.人が死ぬと蘇りゾンビになる。細菌感染であるとか、ゾンビになる理由はよくわからない。
2.ゾンビに噛まれるとゾンビになる。(ゾンビの血を浴びてもゾンビ化しない)
3.ゾンビは頭を攻撃しないかぎり死なない。
4.ゾンビは走ることが出来ない。(最近は走るゾンビが登場する映画もある)
5.ゾンビは道具を使えない。
6.ゾンビは生きていた頃の習慣を僅かに持っている(スーパーマーケットに集まる等)

ゾンビという言葉自体、メジャーなものではなく、ジョージ・A・ロメロ監督が広めたものだ。
ジョージ・A・ロメロ監督と特殊メイクアップ・アーティストのトム・サビーニ(役者としてゾンビ映画に出演もしている。ベトナム戦争の従軍経験あり)がタッグを組んで、初期のゾンビ映画を生み出した。

近年ではザック・スナイダー監督の『ドーン・オブ・ザ・デッド』がゾンビ映画の集大成と言える。(というか、過去のゾンビ映画の焼き直しで、取り立てて新しい要素がない)

あとは、ゾンビに様々なアレンジを加えた映画が多い。コメディ路線の『バタリアン』や、恋愛映画の『ウォーム・ボディーズ』、走るゾンビの『ゾンビランド』など色々あり、ブラッド・ピット主演の究極の駄作『ワールド・ウォーZ』なんていうのもありますが、ジョージ・A・ロメロ監督の人間ドラマを絡めた迫り来るゾンビを描いた正統派の継承者といえば『ウォーキング・デッド』をおいて他にないでしょう。
ゾンビの首を飛ばしたり、頭を撃ち抜いたり、ゴア描写も凄いです。

ウォーキング・デッド』を超えられないので、ゾンビものの小説を書くのは諦めました。