臼歯陽炎のブログ

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※ネタバレ注意

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 MovieNEX(初回限定版) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
の感想・レビューです。

『スターウォーズ/フォースの覚醒』でほぼ唯一の女性新キャラクターのレイ(デイジー・リドリー)ですが、謎の多いキャラクターです。
J・J・エイブラムス監督は『LOST』の頃からストーリーに謎と伏線を含めることが好きでした。レイを謎の多いキャラクターに設定したことも不思議ではありません。

『スターウォーズ/フォースの覚醒』は旧三部作のオマージュに満ちていて、旧三部作のキャラクターと新キャラクターを結ぶ架け橋のような作品です。

レイの出生の謎

砂の惑星ジャクーでは、かつて帝国軍と反乱軍の戦争があったらしい。スター・デストロイヤーXウイングAT-AT全地形対応装甲トランスポートの残骸が砂漠に転がっている。

レイは少女時代に家族(両親?)に惑星ジャクーに置き去りにされて、家族の帰りを待ちながら、廃品回収(スカベンジャー)の仕事をして、ずっと一人で生きてきた。

レイ惑星ジャクーに置き去りにしたのは誰なのか? マズ・カナタはなぜ待っている人が戻ってこないと知っているのか?

マズ・カナタの城でルーク・スカイウォーカーのライトセイバーに触れた時、レイがフラッシュバックするように見た幻は何なのか? レイとライトセイバーはどういう繋がりがあるのか?

レイはなぜ強いフォースを持っているのか? メカに強いという特徴はアナキン・スカイウォーカーダース・ベイダー)の少年時代と一致する。

レイルークの子供なのか? しかし、そうだとしたらカイロ・レンベン・ソロ)と少女時代に接触がある筈で、カイロ・レンレイのことを知らないのは辻褄が合わない。



スターウォーズ総合ランキング

ウェッジ・アンティリーズデニス・ローソン)は、映画『スターウォーズ・シリーズ』旧3部作に登場するキャラクターの1人であり、メインキャラクター以外で旧3部作全てに登場した唯一のキャラクターである。
スターウォーズ エピソード4/新たなる希望』では、デス・スター攻撃時にTIEファイターに追われたルーク・スカイウォーカーを助け、『スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』では、スノースピーダーを駆り、AT-ATスノーウォーカーの足にトゥ・ケーブルを絡ませ、転倒させ撃破するという活躍を見せ、『スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』では、レッドリーダーとしてXウイングに乗り込み第2デス・スター攻撃に参加。ランド・カルリシアンの駆るミレニアム・ファルコンと共にデス・スター中枢部へと突入。出力調整弁を破壊し、第2デス・スターの破壊に貢献という輝かしい経歴を持ちながら、殆どの人が知らない地味なキャラクターである。
しかし、『スターウォーズ フォースの覚醒』でXウイングに搭乗するパイロット、ポー・ダメロンが、ウエッジによく似てる!

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デニス・ローソン演じるウェッジ・アンティリーズ
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オスカー・アイザック演じるポー・ダメロン

J・J・エイブラムス監督は、もともとスターウォーズのファンである為、ウエッジを意識した配役にした可能性も?
そして、デニス・ローソンの甥は、かつてオビ・ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガー
デニス・ローソンスターウォーズ新作への出演を拒否したとのこと。「うんざりするかと思ってね」と理由を説明。出ればいいのに……。

『スターウォーズ フォースの覚醒』 Blu-ray 感想・レビュー



スターウォーズ フォースの覚醒』のブルーレイをAmazonで購入しました。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 MovieNEX(初回限定版) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

参考価格4,536円が、割引価格3,470円でした。
昔のフランスのSF映画『アルファビル』のBlu-rayが4,729円もすることを考えるとお買い得感があります。

内容としては(※ネタバレ注意)結末は書きませんけど、同じJ・J・エイブラムス監督がリブートした『スタートレック』劇場版と比較してアッサリした印象を受けました。
スタートレックで多用していたCGでレンズフレアを書き足す手法も殆ど使われていません。
これはスターウォーズ旧三部作の撮影方法に合わせたものと思われます。

ジョージ・ルーカス監督はデジタル撮影を勧めたそうですが、J・J・エイブラムス監督はフィルムでスターウォーズを撮影しました。現在撮影中の続編スターウォーズ8もフィルム撮影されてます。フィルムから8Kアップコンバートの利点などが取り沙汰されてますが、本当はそれは現実的ではありません。
いま映画をフィルム撮影するメリット #スターウォーズ

ジョージ・ルーカス
監督の撮るスターウォーズは街や宮殿などに凝ってます。
ジェダイ・テンプルの存在した惑星コルサントは惑星全体が単一の都市(エキュメノポリス)となっています。CGで作るのは大変だったと思います。惑星ナブーの水中都市や宮殿も美しかった。
砂の惑星タトウィーンに登場したモス・アイズリー宇宙港やジャバ・ザ・ハットの宮殿も見応えありました。
また、宇宙船も様々なデザインが登場して、反乱軍の宇宙戦闘機(スターファイター)だけでも、Aウイング スターファイター(A-wing)、Bウイング スターファイター(B-wing)、Xウイング スターファイター(X-wing)、Yウイング スターファイター(Y-wing)と種類があるのに、『スターウォーズ フォースの覚醒』では、Xウイングとタイファイターしか登場しません。
また、都市や宮殿(マズ・カナタの地味な城くらい)も殆ど登場せず、LEGOでジオラマ再現するシーンが少なそうな印象です。
ルーカス・フィルムスターウォーズおもちゃ・ゲームの版権を得ることで莫大な富を築いた訳ですが、『スターウォーズ フォースの覚醒』では新しいメカやロボットや戦闘機などが殆ど登場しないので、おもちゃ・ゲームの版権で儲けることは難しそうです。

ストーリー的には、序盤で死ぬ筈だったXウイング・パイロットのポー・ダメロン役のオスカー・アイザックが死ぬ役ばかりでイヤだ、と愚痴をこぼしたことでストーリー後半で復活することに。

キャプテン・ファズマは、最初にコンセプト・アートがあって、それプラス女性の新キャラクターがレイしかいないという批判をかわす形で身長191cmのグェンドリン・クリスティーが演じることに。
この辺りはボーナストラックにインタビューが収録されてます。

フィンストゥーム・トルーパーにするというのは共同脚本のローレンス・カスダン(『帝国の逆襲』、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』)のアイデアです。顔も名前もない雑魚キャラに過ぎなかったストゥーム・トルーパーを主役にするというのは秀逸な発想だと思います。

C3PO役のアンソニー・ダニエルズは赤い左腕が気に入らず、ラストシーンでは左腕を金色に戻すことで、JJとダニエルズの双方が納得しました。C3POの赤い腕の理由はコミックになっています。

意外と役者との兼ね合いで脚本に変更が加えられていることが判ります。

J・J・エイブラムス監督作の『スタートレック』と『スターウォーズ』には共通点があります。
スタートレック(2009)ではレナード・ニモイ演じるMr.スポックを登場させて、旧世代と新世代の架け橋にしました。
スターウォーズⅦ(2015)ではハリソン・フォード演じるハン・ソロを中核に据えて、旧世代と新世代の架け橋にしました。
観客をストーリーに惹きこむ上手い手法だと思います。

ストーリーについてはこれ位にして、ボーナストラックの未公開シーンですが、あっけないほど短い。
ジョージ・ルーカス版のスターウォーズ1・2・3に膨大な量の未公開シーンがあったのとは対照的です。
(個人的には、ヨーダが皇帝との戦いに敗れ、惑星ダゴバに宇宙船で到着する未公開シーンが好きです)

ミレニアム・ファルコン号モンスターチェスフィンが起動させてしまうシーンは、CGではなく当時のミニチュアをかき集めたり、写真資料からモンスターを再生したりしてストップモーションアニメーションで当時と同じスタッフが手作りしています。もともとJ・J・エイブラムス監督は『スタートレック』よりも『スターウォーズ』のファンだったので、そういうこだわりがあるのかもしれません。

J・J・エイブラムス監督の友人のサイモン・ペグも悪徳商人のアンカー・プラット役で出演しています。
本人のインタビューでは『スタートレック』に登場する役者が『スターウォーズ』に登場したらおかしいから着ぐるみにした、とのことです。表情はCGかと思っていたら、スタジオで特殊メイクをして別撮りしたとのこと。

チューバッカ役のピーター・メイヒュー(218cm)は71歳という高齢に加え、足の腱を切ってしまったということで、走ったりするアクションシーンはイアン・ホワイトが演じてます。メイキングを見れば判る通り、ミレニアム・ファルコンの操縦席に座るチューバッカはピーター・メイヒューです。イアン・ホワイトピーター・メイヒューと五ヶ月間、生活を共にしてチューバッカの動作のクセを学んだそうです。
※フィンランドのバスケットボール選手、俳優である身長209cmのヨーナス・スオタモがチューバッカのダブルを演じたという記事を見つけました。プレデターを演じた220cmのイアン・ホワイトチューバッカ役という記事もあるし、どうなっているのやら?

新ドロイドのBB-8は、シーンに合わせて何種類も作ったそうでグリーンバック用の緑色の全身スーツを着た操り師がBB-8の等身大パペットを人力で転がして操っていました。メイキング映像を見て、CGだとばかり思っていたシーンが実写だったのには驚きました。

R2-D2はファンのR2-D2ビルダーズ・クラブが作ったものを使用しています。もちろん、ILMでもR2-D2を作れることは間違いありませんが、ファンとの結びつきを強める目的もあったのでしょう。

マズ・カナタスノークのみ、モーション・キャプチャーでキャラクターを作っています。
スノークを演じたアンディ・サーキスは『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムや『猿の惑星: 創世記』のシーザーを演じたモーションアクターの第一人者です。
今回のスターウォーズは、着ぐるみやアニマトロニクスやパペットやモーション・キャプチャーやCGを組み合わせてドロイドやエイリアンを作っています。
ジョージ・ルーカス監督のスターウォーズ1・2・3ではドロイドや宇宙人の大半がCGで実物モデルが有りませんでした。
J・J・エイブラムス監督はフィルムや実物モデルに強いこだわりがあるようです。
マズ・カナタの城の入り口で、ハン・ソロレイフィンとすれ違うロボットまで実写だったとは驚きです。CGだとばかり思っていました。

以上、スターウォーズ愛を語りましたが3,470円という価格であれば買って損はないと思います。



「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の感想・レビュー ※ネタバレ注意

スターウォーズ フォースの覚醒』のブルーレイを買ったのですが、ブルーレイレコーダーがディスク認識エラーでブルーレイを読み込まなくなってしまいました。
ブルーレイなどの光学ドライブは、ピックアップレンズからディスクにレーザー光を照射し、その反射光を読み取っています。そのピックアップレンズが汚れてるようです。
Amazonで販売しているブルーレイ・レンズクリーナーのレビューを読むと半数以上は復活しないようです。
テレビ番組の録画はテレビに直接接続したハードディスクで可能なので、ブルーレイプレイヤーを購入しようかと思っています。価格帯は1万円位です。
光デジタルケーブルを接続可能なPioneer ブルーレイディスクプレーヤーが良いと思うのですが、この製品は毎年6月頃に新製品が発売されてます。
今日は5月1日なので、あと1ヶ月待てば新製品が発売される計算です。
そのため、ブルーレイプレステ3で観て1ヶ月待つことにしました。
プレステ3はファンの回る音が大きくて、2時間の映画を観るのに向いていません。
映画の後半になると、ファンの音が大きくなってきて耳障りです。
ゆえに、1ヶ月だけの中継ぎです。

『スターウォーズ フォースの覚醒』 Blu-ray 感想・レビュー


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